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改修前の天井裏。
石膏ボードの上に断熱材が適当に乗せられていた。
石膏ボードは通気性があり、不燃性であるが、断熱性能はほとんど無い。
石膏ボードが外気に接するため、断熱性能はあって無いようなものである。
断熱シートを貼り付け、その上に「梱包用ツブツブシ-ト」を貼り付けた。
先ほど取り外した断熱材を天井裏に密着させた。
奥のほうに「ホームマット」と書かれた断熱材が見える。
外壁の内側に縦に並べるように配置され、建築用のホッチキスで留められている。
安価で、かつ施工に手間がかからないことから、新築・リフォームを問わず広く普及している工法であるが、断熱材と断熱材の間にどうしても隙間ができてしまう。
左側に空間が見えるが、これは2つの部屋を仕切る「間仕切り壁」と「間仕切り壁」の間の空間。
内部は中空で、床下の空間と繋がっている。
天井裏には照明器具が取り付けられていないため、日中でも真っ暗である。
配線がむき出しになっている部分が数多くあり、足を引っかけやすい。
誤って石膏ボードに膝をついてしまうと簡単に破れてしまうため、移動には細心の注意を払わなければならない。
釘の先端が突き出ている部分が多数ある。
見た目以上に危険な場所である。
床下。
この画像を撮影する数か月前、ある業者にシロアリ防除処理に関する見積もりを依頼した。
数日後、業者が床下の調査をした。
シロアリによる食害は無かったものの、断熱材が脱落している箇所があるとのことだった。
12月に床下を調べてみると、断熱材が2ヶ所で脱落しているのを確認した。
垂れ下がっている断熱材も多数あった。
断熱材は釘で固定されていたが、
床と断熱材の間に隙間が生じていた。
棒状にカットした発砲スチロールで断熱材を固定し、コットンパフで隙間を埋めた。
床下の土間は砂と埃が積もっていて、かなり汚い。
虫の住処にもなっている。
この時期の床下はかなり寒く、低体温症を引き起こす可能性があるため、
作業をする際には予備の照明とカイロを携帯する必要がある。
左側に配管が見えるが、隙間が塞がれていないため、そこから冷気が室内に侵入する。
右側に少し明るい部分が見えるが、これは「基礎パッキン」で、床下の換気をする役割を果たす。
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